ネイティブらしく発音するのに大切なことは、アクセントに気を付けること、とお伝えしました。
しかし、それだけではネイティブらしく発音するにはまだ足りません。
英語の文をネイティブらしく発音する必要があります。
それには、英文の中のアクセントにも気を付ける必要があります。
まず、英語の文には、大切な英単語とあまり大切ではない英単語があります。
大切な英単語というのは、相手に伝えなければならない単語のことです。
あまり大切ではない英単語というのは、強調しなくても相手がすでに知っている(と思われる)単語のことを指します。
例えば、Annaがあなたに向かって、
I'm going to the library tomorrow.
という英文を言いました。
ここで、大切な英単語はgoing/libraryとなります。
大切ではない英単語は、I'm/to/the/tomorrowとなります。
なぜそんなことが言えるのか詳しく説明します。
この文で大切な英単語はgoingとlibraryです。
これは日本語で考えてもらうとわかりやすいと思います。
話し手に「行く、図書館」と言われたら、「あぁ、あなたは図書館へ行くんですね」と理解しますよね。
逆に、「私、へ、その、明日」と言われたらいかがでしょうか。
何を言いたいのか全く分かりませんよね。
もう少し具体的に説明します。
まず、話している人はAnnaです。
Annaが自分のことを話すときは必ずIを使いますよね。
ですから、be動詞もくっついた状態のI'mはあなたにとって、わりとどうでもいい英単語となります。
次に、toは前置詞と呼ばれる単語です。
日本語に置き換えると、「てにをは」に当たります。
もちろん、「~へ」という意味を持ちますが、言わなくてもなんとなくわかりますよね。
theは冠詞と呼ばれる単語ですが、これもほとんど意味は持ちません。
最後にtomorrowです。
これは、I'm going toを使っていることからわかる通り、未来の話をしているのだとわかります。
ですので、無くてもほとんど意味は変わりません。
よって、I'm going to the library tomorrow.で伝えないと意味が分からなくなるのは、goingとlibraryです。
なので、この文ではgoingとlibraryをはっきり、大き目の声で発音し、ほかは弱めに発音すると、ネイティブらしい発音になります。
逆に、大切ではない英単語を大き目に発音してしまうと、何か他に意味があるのかな、と勘繰られてしまいますので、注意です。
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