2017年3月14日火曜日

ネイティブらしく発音するコツ、リエゾンに気を付ける

リエゾンという言葉はご存知でしょうか。
もともとはフランス語で、「関係」「連絡」などを意味します。
ですが今から説明するリエゾンは英語における発音パターンについての意味になります。
こちらも押さえておくと、ネイティブらしい発音に近づきます。

リエゾンは簡単に言うと、前の子音に後ろの母音がくっついて発音される現象になります。
例えば、

Check it out.

こちらは、ひとつひとつの単語を発音すると、

チェック イット アウト

という風に読みますよね。
ですが、ネイティブは

チェケラ

このように発音します。
これがリエゾンです。

なぜこんなことが起こるのかを説明します。

英単語は主に、母音と子音から出来ていますが、もっというと、

1)母音で始まり、子音で終わる
2)子音で始まり、母音があり、子音で終わる

という2パターンから成り立っています。
そして、英語話者はなぜか、2)子音で始まり、母音があり、子音で終わるで発音するほうを好みます。

Check it out.の例で考えると、

チェック イット アウト

と、発音するよりは、

チェック クイット トアウト

の、ように、発音するのが好き、ということです。

さて、「チェック クイット トアウト」を早めの口調で言ってみましょう。
そうすると、不思議なことに、「チェキタウ」「チェケラ」「チェキラ」と聞こえてきませんか?

ですが、この感覚は、日本人には馴染みがなく、覚えるのはなかなか難しいと思うので、【前の子音に後ろの母音がくっつく】と、理解したほうがわかりやすいかと思います。
なぜなら、日本語の単語は、母音で始まり、母音で終わるか、子音で始まり、母音で終わるかしかないからです。

つまり、

Che cki tout
チェッ クイッ トアウト

のように発音するということです。
そうすると、「トアウト」の部分は、「タウト」のように発音する方が自然になりますね。
ここでもう一つポイントがあります。

【一番最後の子音は発音しない】

つまり、「トアウト」の最後の「ト」を言わないということです。
すると、

チェッ クイッ タウ

いかがですか?だいぶ「チェケラ」に近い発音になってきたと思います。

●前の子音に後ろの母音がくっつく
●一番最後の子音は発音しない

以上2つの点を押さえておくと、よりネイティブらしく発音することができるようになります。

こちらでも詳しく説明されているので、オススメです。

【リエゾン?】日本人の英語リスニング・発音のネック=「英語の音の変化」が分かるようになる情報まとめ

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